油断は禁物!母親が親権者になれないケースも

夫婦が離婚を決めた際、お子様のいる場合には多くのケースで母親が親権者となります。
しかし場合によっては父親も親権を主張してくるため、母親の親権は取れず、夫婦の間で離婚前に揉めてしまうこともあるでしょう。
必ずしも母親が親権者となるわけではありませんので、父親がどうしても親権者を主張してくるのであれば状況によっては母親が親権者になれないというケースもあります。

【有責者であっても親権は取れる】

母親に有責事由があり、離婚に至った場合には親権が取れないと思っている人もいるようです。
しかしどのような有責事由であれ、親権者になる権利がありますので、全くなれないと言うわけではありません。
ただし、不貞行為などに及んでしまった場合には、やはり離婚後にも同じように浮気相手との交際が続いていたり、浮気相手が自宅に入りこんでくるような可能性が考えられますので、このような状況の中で親権を取るのは非常に難しいかもしれません。

どの程度の期間、不貞行為があったのかなどについても事実関係が調査されることになりますが全く母親側に有責がない場合とある場合で親権の在り方については可能性が変わってくるでしょう。
有責事由があっても親権者になりたいと思うのであれば、離婚後の生活環境をしっかりと整えることが大切です。
仮に不貞行為を働き、離婚に至ったという場合であっても、離婚後の生活においてしっかりと子供を守りながら生活をしてくれるように心がける必要があります。

また、心がけだけではなく、実際の生活環境は前述の通り整えなくてはならないので、交際相手との関係についてもしっかりと清算する心づもりがなければ、親権を取るのは難しいでしょう。
離婚する際の親権者というのは離婚後の子供の生活をしっかりと守っていく必要があり、精神的にも経済的にも肉体的にも子供が安定した状況を作ることができなければ親権を勝ち取るのは難しいと言えます。

【有責事由がなければ経済的な部分をしっかり整える】

母親自身に有責事由となる事実などが無くても、離婚後の経済的な状況が厳しければ親権を取ることも難しくなります。
監護補助者がいてくれるのはもちろんですが、それだけではなく経済的にも養育費に関しての問題をしっかりとクリアにしておくことや母親自身の働く場所を見つけておくなどといった環境づくりが大切になります。

実家をはじめとして離婚後に元配偶者からどれだけの養育費を貰うのか、などについてもしっかり整えておかなくてはなりません。
もともと体が病弱だったりすると子供を育てながら仕事をしていくのが非常に難しい状況だと判断されてしまうこともありますので健康でいることも大切になります。
もちろん精神的にも不安定な状態では子育てをするのに子供にも悪影響を与えてしまうことがありますので、離婚前の状態でこのような状況になってしまうと、親権を取るのは難しくなります。
基本的には母親が親権を取るというケースがほとんどですが、前述のように病気を患っていたり、精神的に不安定な状態だと父親に親権を取られてしまうことがあります。

【悪意の遺棄に該当するととても難しくなる】

親権者に対しては母親そして父親という立場で争うことになりますが、それ以前の問題で結婚生活を送っていく中、妻側が悪意の遺棄を行ってしまうと、その後の生活においても親権を取るのは非常に厳しくなるので覚えておきましょう。
母親として立派に子育てをすることはもちろん大切なのですが、婚姻関係を結び生活をしていく中で主婦として家事などをしっかり行う事も大切です。

こういった部分を妻側が遺棄してしまい、これが理由になると離婚後の生活においても、子育てや家事などに大きな懸念が出てきてしまいますので親権が取れないケースがあります。

【別居中に子供の面倒を見ていた場合には親権も取りやすい】

離婚する前に別居をするというケースでは、別居する際に子供を連れて母親が一緒に生活をしていると、その後離婚に至った場合にも多くのケースで母親が親権を取ることになります。
しばらくの間離れて暮らしていたのに離婚が決定したと同時に子供の父親と暮らすことになれば、子供の精神的な状態も懸念されるため、引き続き母親が親権を持つというケースがほとんどです。

もちろんこのようなケースが全てではありませんから、それぞれのご夫婦によって違いはあるものの母親として親権を勝ち取りたいと思っているのであれば、上記した内容に気をつけたほうが良いでしょう。
父親に比べて母親が子供と離れて生活をするというのはさらに辛さも大きなものになります。
ただし、一定期間自分の子供や家庭を顧みずして行為に及んでおり、自分の子供も家に残したまま夫や親族に任せきりで自分自身は家を出ていたなどの場合には、離婚後に親権を取るのは非常に難しくなるため調停や審判でも夫側に親権が決定してしまうこともあります。

自分が母親である以上、子供も自動的に母親と一緒にいた方が良いと判断して甘く見ていると、離婚の際に痛い思いをすることがあります。
特に15歳を超えた年頃のお子様をはじめとして15歳未満であっても、しっかりと自分の意志を持っており、お父さんと一緒に暮らしたいなどと子供が言えば、こうした子どもの気持ちも最優先に考慮されることになりますから、絶対に母親が親権を取れるわけではありません。
これまでの生活の中で子供と一緒にいる時間が長いからといって子供が自分を選んでくれるとは限りませんので、万が一にでも親権を取られてしまいそうな時にはどうすれば自分が親権を勝ち取ることができるのか、冷静によく考える必要があります。

その中で経済的な部分が引っかかるようであればすぐにでも仕事を見つけたり、離婚後に生活ができる場所を見つけて自立した生活が出来ているということを事実にすることにより、親権も取りやすくなるでしょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です